有痛性分裂膝蓋骨(二分膝蓋骨)とは?
有痛性分裂膝蓋骨(二分膝蓋骨)は 港区表参道 南青山ひのみ療法院へどうぞ!
一般病理学によると
分裂膝蓋骨とは、先天的に膝蓋骨(膝のお皿)が二つに割れている状態のことをいいます。 高校生くらいまでの男の子に多く、痛みがない場合、治療の必要がないものが多いですが、過度な運動によって炎症が酷くなり、お皿の辺りに痛みが出る場合があります。 治療は安静やアイシング、ストレッチやスクワット、サポーターなどの保存療法と、症状が改善しない場合は手術によって分裂部分の骨の摘出や固定してくっつける方法などがあります。
ひのみ療法院では
分裂膝蓋骨は、上記にあります通り、通常は治療の必要がありません。 もし、膝のお皿が割れていることが原因と考えた場合、先天的に割れていますので、それまでもずっと痛みが出ているということになりますが、現実には、生まれつき割れていても痛みが出るその時まではしっかりと痛み無く膝を使うことができています。 また、実は先天的にお皿が割れている方は人口の約2%程と、かなり多くの方がいるとされていますが、これらの方々もお皿が割れているのに全員が痛くなることはなく、そのうち40%の方は両膝が割れているのですが、両膝ではなく片膝だけ痛みが出ていたりします。なぜ割れているのに痛くないのでしょうか? 当院では、「分裂膝蓋骨の痛み」の主な原因は以下の2点であると考えております。
①「大腿四頭筋及び膝蓋骨周辺の硬さ」
大腿四頭筋は太ももの前側の筋肉です。膝を曲げていくと、太ももの前側の筋肉が伸びていくことが確認できると思います。
この時、この大腿四頭筋が硬いと、太ももの前側が伸びないため、膝のお皿を押し付けてしまい、疲労によって炎症が起こっているお皿周辺の組織を圧迫し、痛みが出てしまいます。
これが柔らかい状態ですと、お皿とその周辺を圧迫せず、栄養である血液もしっかりと届き、回復して行くことになります。
よく手術をして何か月もするのに痛みが前と同じくらいの痛みがある方などはお皿がくっついても太ももの筋肉が硬いままと言う事があります。
②「可動時の膝関節のズレ」
膝関節を曲げ伸ばしする時にのみ、身体が怖がって通常よりも強く力が入り、患部を引っ張って関節がズレ、痛みが出てしまうことがあります。
言い方を変えますとトラウマの様なものですので、適切な補助をして動きをつけてあげると取れていきます。
原因の特定
上記に、原因は大腿四頭筋の硬さと膝関節のズレと書きましたが、実際には足首や腰が元々悪く、それを庇って負荷が異常に掛かっている場合や、合併症が併発していることがあります。
原因が曖昧なまま施術をするのと、しっかりと把握して施術をするのでは、症状が重ければ重いほど効果に雲泥の差があるため、ご来院されました初回は通常よりも長いお時間を頂き、細かく丁寧に検査やカウンセリングを行ってから施術をさせて頂いております。
施術
施術では、膝だけではなく、足首、足先、骨盤股関節、腰背中、臀部、まで、硬くなっていることが多い為、 これらの部位の筋肉をやさしく触れて揺らしたり、ゆっくり無理なく伸ばす方法で、筋肉の過緊張を取って柔らかい状態にし、骨や関節のズレ、歪みを調整し、膝のお皿への負荷を減らすことで、分裂膝蓋骨の痛みを取っていきます。
回復の過程
症状が軽い場合は、1回の施術でも曲げ伸ばしが出来たり、軽くジャンプする事が出来るようになったりしますが、症状が重い場合は、施術で改善した後、生活習慣による負担で少し痛みが戻り、その後、また施術をすることで1回目よりも改善し、また、少し痛みが戻るが前よりも良い状態、と言うのを繰り返していき、次第に痛みがなくなっていきます。
必要な通院間隔は、始めは週に3回程度、軽ければ週1回程度の施術を受けて頂き、痛みがない期間が増えていく度に通院間隔を空けていきます。最終的には、分裂膝蓋骨だけではなく、より強く丈夫な膝を作り上げることが目標です。
早期回復させるには?
早期回復させるには、回復力の高い良い状態をどのくらい維持できるかがポイントになります。
そのため、状態によりますが、できる限り毎日でもご来院頂きます。もちろん、回復力が高い方で症状がそれほど重くない方の場合は、そのようなことをしなくても早期回復して行きます。
別の症状が合併している場合はその合併している症状によって違いがありますので、ご来院の際にお話しさせていただきます。
☆有痛性分裂膝蓋(二分膝蓋骨)のとても大切なところは子供たちに多いことです。
この痛みのためにプロを目指している子が夢を諦めてしまったり、部活動をやめなければならない子がいたり、二度とないこの大切な時期の運動会などにも参加できないなど、子供たちにはとても大きな問題となります。
早期に解決し、これからの夢をかなえる強い膝を作ることが何より必要と考えます。
治療を受けていてもなかなか回復しない場合や、早期に回復させたい方はお早目にご連絡下さい。
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南青山ひのみ療法院